目次
2024年8月にGoogleがアルゴリズムコアアップデートを実施
アルゴリズムとは?
アルゴリズムコアアップデートとは?
今回のコアアップデートの特徴
MEO対策においてアルゴリズムを理解することが重要な理由
MEOのアルゴリズムを構成する要素
基本の3要素(関連性・距離・視認性の高さ)
情報の更新頻度
ユーザーの反応率
アルゴリズムを踏まえてやるべき具体的な対策
ビジネスプロフィールを最新の状態に整備する
口コミ対策
業種業態に合ったカテゴリを設定する
まとめ
Googleは2024年8月16日にコアアルゴリズムアップデートの展開を開始すると、発表しました。
このニュースを聞いて、そもそも、「アルゴリズム」ってなに?「コアアルゴリズムアップデート」って一体何をしたの?と疑問に思われる方も多いでしょう。
そこで、今回はMEO対策におけるアルゴリズムやコアアップデートについて、分かりやすく解説し、ビジネスオーナーの皆様が自店舗の検索順位を上げるために具体的に何をすべきなのかをご紹介します。
2024年8月にGoogleがアルゴリズムコアアップデートを実施
アルゴリズムとは?
「アルゴリズム(algorithm)」は、日本語訳すると、算法や数学的な問題を解くための一連の手順
という意味です。
IT業界では、コンピュータにプログラムの形で与えて実行させることができるよう定式化された、処理手順の集合体を指すことが多いです。
つまりGoogleで言うと、「検索結果の表示順位を決める計算方法のようなもの」と言えるでしょうか。
Googleのアルゴリズムの詳細は公式に明らかにされていませんので、全ての評価項目を把握して対策することは実質的に不可能だと言われています。
しかし、Googleは「ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み」として、ヘルプページにランキングの構成要素の一部を公開しています。
これらの要素や経験則・データ分析などから大まかなアルゴリズムを推測し、対策を行うことは可能です。
公開されている一部の構成要素については、後ほど詳しくご説明します。
アルゴリズムコアアップデートとは?
Googleが検索アルゴリズムの核となる部分を大きく見直して、計算方法を更新をすることです。アルゴリズムの小規模なアップデートは毎日行われていますが、コアアルゴリズムアップデートによる大規模な更新は年に数回(2~4回程度)実施されます。
コアアップデートが展開されることによってGoogleの検索アルゴリズムに大きな調整が入るので、検索順位に大きな影響が出ます。
もし、コアアップデートが展開された後で自店舗の表示順位に変動があったとすれば、それはアップデートの影響を少なからず受けている可能性があります。
今回のコアアップデートの特徴
Google 検索セントラル ブログにて公開された「What to know about our August 2024 core update」と題したアップデートに関する記事によると、「有用で独自のコンテンツを作成している小規模サイトや独立系サイトを含む、さまざまな高品質サイトとユーザーを結び付けることを目標としています」と書かれていました。
今まで、行政や大手企業などが運営する信頼性の高いサイト・ドメインなどを重視した結果、「有用で独自のコンテンツを作成している小規模サイトや独立系サイト」の順位が下がり、検索結果の多様性が失われる状況になっているなどと各所からフィードバックが寄せられているとも書いてあります。
アップデートに関しては公式からの情報が少なく、断定はできませんが、小規模サイトや独立系サイトの順位や検索結果が改善するきっかけとなる可能性があります。
参照:Google 検索セントラル ブログ
MEO対策においてアルゴリズムを理解することが重要な理由
MEO対策でアルゴリズムが重要な理由は、Googleのアルゴリズムに評価される要素を理解しないと効果的な対策ができないからです。
Googleビジネスプロフィール(以下、ビジネスプロフィール)に、店舗の情報をただ詰め込むだけでは不十分です。
Googleはユーザーファーストを大切にしていて、掲載情報が多かったとしても分かりづらかったり情報が古かったりすると評価が低くなります。
Googleがどんな情報を評価するのかというアルゴリズムを理解したうえで、過不足なくビジネスプロフィールを充実させることが最適なMEO対策です。
MEOのアルゴリズムを構成する要素
先ほど、Googleのアルゴリズムを構成する要素の一部は公開されていると書きました。
今回は、公開されている基本の3要素と、公式で言及があった訳ではありませんが、近年重要な要素だと
推測されている2要素を合わせてご紹介します。
基本の3要素(関連性・距離・視認性の高さ)
ビジネスプロフィールのヘルプページには、
「ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み」として、
「関連性」「距離」「視認性の高さ」の3つの要素が記載されています。
1つ1つについて、少し見てみましょう。
「関連性」
「ビジネスプロフィールに記載された情報とユーザーが検索したキーワードがどれだけ関連しているか」を
評価する要素です。
たとえばユーザーが「やきとり 熊本」のキーワードで検索した場合、下記の条件に当てはまる店舗が上位に表示されると考えられます。
やきとり店である
所在住所が熊本県である
Googleビジネスプロフィールの説明文に「やきとり」と記載されている
「〇〇のやきとりはおいしい」という口コミが多い
検索語句に表れるユーザーのニーズを満たせるよう、適切なカテゴリー設定、および提供される情報の精度が求められます。
関連性を高めたいからといって、実態に合わないキーワードを入れたり同じ内容を無意味に何度も記載したりするとGoogleからのペナルティを受ける可能性がありますので、注意してください。
「距離」
店舗の住所と、ユーザーが検索した地名やユーザーの現在地との距離を指します。
検索している地名やユーザーの現在地から近い店舗ほど上位表示されやすくなります。
しかし、必ずしも最短距離にある店舗が、最上位に表示されるわけではありません。
距離的には離れていても、他の評価要素に基づいて、近くの店舗より検索内容に合致している
と判断されれば上位表示される可能性があります。
言わずもがなですが、店舗住所はしっかりと正しいものを登録しましょう。
「視認性の高さ(知名度)」
MEOアルゴリズムで評価される「視認性の高さ」は、簡単にいうとお店がどれだけ有名かということです。
有名さの基準には2種類あります。
◆オフラインでの「視認性の高さ」:ビジュアル的な目立ちやすさ、ブランドの認知度など
◆オンラインでの「視認性の高さ」:ネット上・SNSでの情報、Googleマップでの口コミ評価
オフライン情報も加味して判断されるため、ビジネスプロフィールを管理・運用するだけでは評価が上がり
づらい面もあります。
しかし、オフラインでの急激な知名度向上は中々難しいため、まずはオンラインでの対策を優先させるのが
得策でしょう。
具体的には、ホームページを作りSEO対策をする・SNSで継続的に発信する・顧客に口コミを書いてもらう、などです。
自演やサクラによる偽の高評価、競合への嫌がらせでの低評価はGoogleのペナルティ・ステマ規制法の対象となるため絶対にNGです!
情報の更新頻度
MEOアルゴリズムで評価されると言われている4つ目のポイントは情報の更新頻度です。
Googleには「EAT」という評価基準が存在し、最新で正確な情報を掲載することは「T(信頼性)」の評価アップにつながります。
店舗情報に変更があった場合は、すぐに反映させて情報の信頼度を高めましょう。
ユーザーの反応率
Googleマップで自店舗を閲覧したユーザーのうち、実際にアクションを起こしたユーザーの割合です。
アクションの代表例として次の4つが挙げられます。
電話
サイト訪問
予約
経路検索
店舗のビジネスプロフィールを閲覧したユーザーが何も行動を起こさなければ、アルゴリズムにより
「情報の価値が低い=上位表示させる意味がない」と判断されます。
逆に反応率が高ければ高いほど「ユーザーが行動を起こす→上位表示される→閲覧数が増える→
さらにユーザー行動が増える」の好循環になるでしょう。
アルゴリズムを踏まえてやるべき具体的な対策
ビジネスプロフィールを最新の状態に整備する
アルゴリズムを踏まえたMEO対策で最も重要な施策と言えるのは、Googleビジネスプロフィールを最新の
状態に保つために下記の情報を正確に登録することです。
・住所
・電話番号
・カテゴリ
・営業日、営業時間など
ユーザーが店舗をGoogleマップで閲覧して「行ってみたい」と思った際、住所や電話番号に誤りがあると
信頼度が落ち、機会損失にも繋がります。
基本的なところですが、正確・最新の状態にビジネスプロフィールを保ち続けることが、各要素に好影響を
もたらすと考えています。
口コミ対策
高評価・低評価に関わらず全ての口コミに対して返信を心がけましょう。
口コミの返信を行うことでお店が顧客の意見を尊重していることがユーザーに伝わり、他のユーザーが口コミをアップしやすい状況を作れます。
こまめな返信により口コミを促進できれば、「関連性」や「視認性の高さ」が評価され、さらに上位表示できるでしょう。
また、いい口コミが多いと、検索しているユーザーにとって有益な情報とGoogleに認識され上位表示されやすくなります。
平均評価が競合店舗と同等でも、コメント付きの口コミを増やすことで「検索キーワードと関連性が高い」「利用者が多い=人気店」と判断されます。
いい口コミを集めるためには、顧客が満足できるようなサービスの徹底が大切です。
来店してくれた顧客に口コミ投稿を促すことも欠かせません。
口コミの集め方についての詳細はこちらをご覧ください。
業種業態に合ったカテゴリを設定する
事業にあったカテゴリを設定することも重要です。
設定したカテゴリは、MEOアルゴリズムにおける「関連性」を評価する大きな基準となります。
店舗の業種業態に適していて、かつ具体的なカテゴリを設定しましょう。
独自のカテゴリを作成することはできないため、最適なものがない場合はなるべく近い業態の
カテゴリを使用しましょう。
カテゴリの設定方法についてはこちらのブログも参考にしてくださいね。
まとめ
MEO対策を行う際には、常に最新のアルゴリズムをチェックすることも大切です。
Googleのアルゴリズムはアップデートが繰り返されるので、定期的に優先すべき施策や
ペナルティ回避のために注意すべきことが変わります。
忙しくて自分で情報をキャッチアップすることが難しい…という方は、グルービズのブログやSNSで定期的にMEO対策の最新情報を発信していますので、ぜひ遊びに来てくださいね。
当社では、MEOの最新のアルゴリズムを熟知したスタッフが、口コミ返信代行や新着投稿代行などの総合的なビジネスプロフィールの運用を行います。
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